トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 2010年春号
米国で誕生する次世代の金融系ウェブサイト
中村 仁
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
  1. 米国では最近、オンライン上で、投資家の自発的なコンテンツやコミュニティ上で交換される情報・アイディアを基に新たな金融サービスを作り出す「共創型」金融ウェブサイトが登場している。かつては、こうしたビジネスモデルはコンプライアンスや専門性の観点から金融業界にはなじまないと考えられていたが、2000年代のIT環境や投資家ニーズの変化によって、金融機関と投資家の関係が大きく変貌することで、新たな可能性を持ち始めている。
  2. ミント・ドットコムやバンドル・コープは、金融情報を一括管理するパーソナル・ファイナンシャル・マネジメントとソーシャル・メディアとを融合させたサービスを提供しはじめている。また、カチンやコベスターは、投資家同士が良い意味で「勝手に」競争をしながら、優れた資産運用に関する情報を投資家が共有できる「オンライン・ポートフォリオ・サービス」を展開している。こうした新しいサービスにおいては、金融機関は、アドバイスや運用を提供するのではなく、あくまでもアイデアと「場」を提供するに過ぎない。
  3. さらには、群衆の叡智を利用して斬新な投資情報サービスを展開するプレディクトウォールストリートや、「お金を借りたい個人」と「お金を貸したい個人」を結ぶレンディング・クラブの登場なども、投資家=金融機関の間のドラスチックな関係変化を示唆していると思われる。
  4. 米国のリテール証券業が旧来のブローカレッジ・モデルから、アドバイザー・モデルやセルフ・ダイレクト・モデルにシフトする中で、一定以上の資産を保有していない投資家層や、自己判断で投資を行える知識や時間がない投資家層は、ニーズにあった金融アドバイスを提供されずにいる可能性がある。共創型モデルは依然としてニッチな金融サービスではあるが、アドバイザーやブローカーを介さず、取り残された投資家層にアプローチするための手法として、注目されよう。

荳ュ譚代莉√ョ莉悶ョ隲匁枚繧定ヲ九k  

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.