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資本市場クォータリー 2010年春号
2009年の中国証券市場の回顧と2010年の証券市場政策
神宮 健
要約
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  1. この論文は、2009年の中国証券市場について、主要な改革、主な市場参加者の動向、対外開放の観点からまとめた上で、2010年の証券市場改革の展開を見たものである。
  2. 2008年が株価対策の1年であったとすれば、2009年は、金融危機後の景気対策、特に金融緩和策の動向に影響された1年となった。証券市場改革では、6月の発行制度改革、10月の創業板導入が2大トピックであった。さらに、2010年に入ると、株価指数先物と信用取引の導入が発表され、両者とも取引が開始された。
  3. 2009年の証券会社の利益は、株式市場が復調する中で好調であった。ブローカー業務、投資銀行業務とも上位会社への集中が見られ、「強い証券会社をより強くする一方、弱いところは淘汰する」という当局の方針に沿った動きになっている。当局が「一参一控」(本文参照)達成の日程を発表したことで、今後2、3年で証券業界の再編はヤマ場を迎えることになる。
  4. 対外開放では、2009年に上海証券取引所の「国際板」(海外企業のA株発行)設立に向けた動きが出た。現在、関連部署で規則の調整が続いている。また、2009年は人民元建て国債が発行された。人民元の海外流通に備えて、香港に人民元オフショア市場を育成する方向が明白になった。
  5. 株価指数先物と信用取引導入により、中国の証券市場改革は新たな方向に動き出した。証券市場改革は、2005年以降の非流通株改革等に代表される「負の遺産」の整理の時期、2007年以降の基礎固めの時期を経て、2010年は株価指数先物と信用取引の導入を以て「金融革新」の方向へ踏み出した。加えて、発行制度改革の継続、上海証券取引所の国際板導入、全国的な場外市場の構築等も注目点である。

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