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野村資本市場クォータリー 2010年夏号
欧州金融機関へのストレス・テストの結果
井上 武、磯部 昌吾、齋田 温子
要約
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  1. CEBS(欧州銀行監督者委員会)は7月23日に欧州の金融機関91行に対して行ったストレス・テストの結果を開示した。今回対象となった91行のうち、スペインの貯蓄銀行5行、金融危機の際に完全国有化されたドイツのHRE(ヒポ・リアル・エステート)、及びギリシャ農業銀行の7行で、合計35億ユーロの資本不足が指摘された。
  2. EUレベルでのストレス・テストは2009年12月に次いで二回目となる。今回のストレス・テストは、スペインやドイツなどの中堅金融機関に対する市場の不安の広がりを考慮して、対象行数が91行に拡大されたこと、ストレスシナリオにマクロ経済状況の悪化だけでなく、EU各国のソブリン・リスクを加味したシナリオが追加されたこと、及び各金融機関が保有するEU各国の政府債残高が開示されたこと等が特徴的である。
  3. 前提となるマクロ経済シナリオや、トレーディング勘定での保有残高のみがソブリン・リスクの対象とされたことに対して査定基準の甘さを指摘する向きもある。しかし個別金融機関の結果及び政府債保有残高の開示により、少なくとも分析に必要な情報が一定程度提供されたことは大きな前進と捉えることができよう。欧州の金融市場全体に広がっていた金融機関の信用に対する漠然とした不安がある程度払拭されるものと思われる。
  4. その一方で、欧州ではソブリン危機をきっかけに各国が財政削減に一斉に乗り出しており、このことが経済にどのような影響をもたらすかについては、大きく意見が分かれており、依然として不透明感は残っている。周囲の霧は晴れてきたが、前方にはまだ深い霧があるといった状況といえよう。

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