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野村資本市場クォータリー 2011年秋号
機能別の再編を再び志向し始めた金融危機後の米国地銀
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石井 康之
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- 財務健全性の高い米国大手地方銀行が、積極的に他行の買収に動いている。預貸率が低下を続ける苦しい経済環境の中で、米国大手地方銀行は金融規制強化の影響で従来のような買収による拡大策を取れず、M&Aによって効率的な店舗戦略、販売チャネルの多様化、金融規制強化への対応を図ろうとしている。
- 米国大手地銀によるM&Aの最近の代表例として、PNCファイナンシャルによる米国RBC銀行の買収、キャピタル・ワンによる米国INGダイレクトの買収が挙げられる。どちらも販売チャネルのシナジー効果を高め、預貸ビジネスに基づいたビジネスを強化するものである。
- 米国金融業界では、大手銀行グループ同士の統合は金融危機以前にはすでに少なくなっていたが、PNCとキャピタル・ワンによる再編の事例は、機能別の強化に着目したM&Aの方が合理的であるという考え方が再び注目されるようになったことを示唆しているといえよう。
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