トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
野村資本市場クォータリー 2011年冬号
米国における今後のMMF規制改革の方向性−大統領金融市場ワーキング・グループによるレポートの公表−
三宅 裕樹
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
  1. 2010年10月、米国の大統領金融市場ワーキング・グループ(PWG)は、今後のMMF規制改革に関するレポートを公表した。米国ではすでに、同年1月に米国証券取引委員会(SEC)がMMFの規制改革を実施しているが、今回のレポートでは、さらなる追加的なMMF規制改革に向けての方向性が示された。
  2. PWGにおける検討では、2008年9月のリーマン・ショック以降の金融危機下で、MMFが資本市場におけるシステミック・リスクの源泉の一つとなったことへの問題意識があった。そしてこれを踏まえて、五つのポイントから成るMMF規制改革の選択肢が示された。すなわち、(1)MMFを特別目的銀行と位置づけて規制を強化すること、(2)MMFの元本確保に対する投資家からの過剰な期待を防ぐべく、基準価額の算定方法を一般の投資信託と同様のものとすること、(3)民間資金による流動性供給ファシリティー、ないしMMF保険を創設すること、(4)投資家から多額の解約請求が寄せられた場合に備えて、現金ではなく現物での支払いを義務付けること、(5)規制のアービトラージを回避するべく、MMFと同種の金融商品に対する規制も、MMF規制と同様に強化すること、という五つである。
  3. PWGは、こうした選択肢の全てを導入するべきと主張しているわけではなく、あくまで今後、MMF規制改革をさらに推し進める場合の論点として提示しているにすぎない。実際、(2)基準価額の算定方法の変更などには、運用業界から強い反発が寄せられている。また、(3)流動性供給ファシリティーの創設についても、具体的な制度設計の段階で困難に直面する可能性があるものと考えられる。

荳牙ョ縲陬墓ィケ縺ョ莉悶ョ隲匁枚繧定ヲ九k  

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.