トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
野村資本市場クォータリー 2012年秋号
ベビーブーマーと証券化が変える米国リバース・モーゲージ市場
小島 俊郎
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
  1. これまで米国でリバース・モーゲージは高齢者の資金ニーズに対する“ラストリゾート”として捉えられ、その利用者の典型的なイメージは「70歳を超えた未亡人が少ない収入を補完する為に利用する」というものであった。しかし、ベビーブーマーの利用増加や住宅市場崩壊後の経済状況の変化、証券化の進展などがリバース・モーゲージ利用者の属性や意識に大きな変化をもたらし、既存のモーゲージを返済するための利用が大幅に増加している。
  2. 最近時のHECMの利用者について、(1)モーゲージ債務を保有している者の割合が増加、(2)固定金利・一括借入型の増加、(3)HECMを利用して既存のモーゲージ債務の支払いを行う者の増加、(4)利用者の平均年齢の若年化(特に62歳の利用者の増加)、(5)償還スピードの低下、と言った変化が見られている。
  3. こうした変化の背景としてセカンダリーマーケットの変化がある。従来、HECMのセカンダリーマーケットでは、ファニー・メイが大部分の債権を購入し、レンダーに資金を提供していた。しかし、サブプライム問題を契機とする経営悪化が、ファニー・メイのHECMの購入を激減させることとなった。ファニー・メイに代わってセカンダリーマーケットを支えたのは、ジニー・メイの証券化(HMBS)による資金調達であった。更に、固定金利型にクローズド・エンド型の商品が認められ、固定金利の金利水準の低下が進むと、固定金利・一括借入型の利用割合は一気に加速した。
  4. これまで日本でもリバース・モーゲージというと、月々の収入不足を補うものというイメージが強かったが、債務返済という観点からみると、退職時点からリバース・モーゲージに転換できるオプション付きの住宅ローンや高齢者の延滞策などでの活用方法が考えられる。高齢化社会の進展が進む中、多様な観点での検討が必要となっている。

蟆丞ウカ縲菫企ヮ縺ョ莉悶ョ隲匁枚繧定ヲ九k  

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.