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野村資本市場クォータリー 2012年夏号
ベトナムの銀行セクター改革プランと業界再編の可能性
門前 太作
要約
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  1. ベトナム中央銀行は2012年6月15日、経営難に陥っている同国の中堅銀行、ハブ銀行とサイゴン・ハノイ商業銀行の合併を認可した。本件は、2012年に入って初のベトナムにおける中規模銀行同士の合併案件となる。
  2. マクロ経済の不安定要因を背景に、ベトナムの銀行セクターは混迷を深めている。金融危機後の3年間で急拡大したローンはインフレを昂進させ、経営の非効率な国営企業や不動産向けの不良債権が増加して銀行のバランスシートは急速に悪化した。
  3. これを受け、中銀は2012年3月にアセアン経済共同体が発足する2015年までの今後3年間に亘って財務基盤が脆弱な中小銀行の整理・統合を促し、国営商業銀行の規模および競争力を引上げ、銀行セクターを改革するプランを公表した。
  4. 銀行セクターを再編しようとする政府の強いイニシアティブの下、銀行セクターの合従連衡が進展する可能性が高まっている。今後、国内銀行だけでなく優れた経営ノウハウを有する海外の銀行との事業提携を視野に入れる動きが広がれば、外資にとっても参入のチャンスがますます高まるだろう。
  5. 今回の銀行改革プランの公表は、ベトナム銀行セクターの再編の始まりに過ぎないと考えられる。ベトナム政府は銀行セクターの問題点を認識してはいるものの、過去において金融セクター改革の成功例は少なく、当局が本腰を入れて今後具体的にどのような対策を講じていくのかが注目される。

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