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野村資本市場クォータリー 2012年冬号
成長が期待されるベトナムのリテール金融ビジネス
門前 太作
要約
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  1. ベトナムは若年層を中心とする低廉で均質かつ豊富な労働力、勤勉とされる国民性を有する国であり、今後、マクロ経済を安定化させ、高付加価値経済へと移行する過程で均等成長を達成できれば、巨大な中間層が形成される可能性を秘めている。
  2. 現状は、一人当たりGDPが1千ドルを突破した程度であり、所得水準は依然としてASEAN加盟国の中では最も低い。しかし、若年層主体の人口構成、今後の急速な経済成長に伴う所得増加によって、金融サービスへのニーズ、ひいてはリスク資産へのシフトが今後加速するシナリオは十分考え得る。
  3. 経済成長によって続々と登場する若い中間層を対象とするリテールバンキングが拡大し始めている。ベトナムでは、銀行口座を保有する人口の割合が現状では20%以下と国民への浸透率はまだ低く、今後リテールバンキングが拡大する余地は大きい。各行とも、手数料収入が見込めるトランザクションバンキング等を強化しており、特にITに慣れ親しんでいる若年層を中心とするインターネット・モバイルバンキングへのニーズを取り込もうとしている。
  4. 投資家数の規模は、2006年末には口座数が10万以上あったが、2007年のWTO加盟後に急増し、現在は100万口座を突破した。だが現状は、株式市場が低迷する中で14%程度の金利が付く銀行預金を上回る程のリターンが見込めないため、個人投資家は株式市場から遠ざかっている状況である。また、ベトナムでは個人投資家が株式売買の大部分を占め、多くが投機目的で短期売買を行なうために、市場のボラティリティが高くなる傾向にある。
  5. 同国の金融資本市場のさらなる発展には、資金だけでなく人材や経営ノウハウの提供といった援助も期待される海外のプレイヤーが果たす役割が非常に大きいと考えられる。

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