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野村資本市場クォータリー 2013年秋号
英国におけるワークプレースISAの現状
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神山 哲也、田中 健太郎
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- 英国では近年、ワークプレースISAが注目されている。ワークプレースISAは、確定拠出型年金などと共に職域貯蓄サービスと位置付けられる。リテール投資家に提供される通常のISAと税法上の扱いは同じだが、金融機関と個人投資家との間に雇用主たる企業が介在する点で異なる。
- 英国におけるワークプレースISAは、市場としてまだ萌芽段階にある。しかし、参入業者がここ数年で増加するなど、今後の市場拡大に対する期待は大きい。ビジネスの特徴としては、定期積立による安定的な資産の累積が期待できること、従業員持株制度など他の職域貯蓄サービスとの相乗効果も期待できることなどが挙げられよう。
- ワークプレースISAの大手プロバイダーであるフィデリティやハーグリーブス・ランズダウンを見ると、彼らに共通しているのは、何れもワークプレースISAにおいて確定拠出型年金など他の職域貯蓄サービスとリソースを共有していることである。また、フィデリティの場合、ワークプレースISAへの拠出に対して企業が確定拠出型年金口座へのマッチング拠出を行えるようにするという仕組みも提供している。
- ワークプレースISAは、企業を通じてISAを効率的に普及させるための有効な手段と言えよう。システム対応の必要性など実務面での課題も想定されるが、我が国NISAの今後の普及促進に向け、検討に値するビジネス・モデルであると思われる。
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