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野村資本市場クォータリー 2013年冬号
加速する中国における資本取引の自由化−求められる関連改革の同時実施−
関 志雄
要約
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  1. 資本取引の自由化を推進するに当たり、中国は金融システムの健全性と金融政策の有効性の向上に取り組んできた。このような前提条件はすでに整いつつあるとして、人民銀行調査統計局の研究チームは、資本取引の自由化を加速すべきだと訴えている。具体的に、(1)短期目標(1−3年)、(2)中期目標(3−5年)、(3)長期目標(5−10年)からなる3段階からなるロードマップを提示している。
  2. 中国は、2001年のWTO加盟をテコに実体面の改革開放を進め、大きい成果を挙げた。これから資本取引の自由化をテコに金融面の改革開放を深めていけば、新たな活力が生まれてこよう。

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