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野村資本市場クォータリー 2014年春号
SIFI規制におけるレゾルバビリティへの焦点−ベイルイン、GLACとRRP、銀行構造改革の比較−
小立 敬
要約
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  1. システム上重要な金融機関(SIFIs)を対象とするSIFI規制では、秩序ある破綻処理の実行可能性を表す「レゾルバビリティ(resolvability)」の確保が重要な政策目標として掲げられている。
  2. SIFIsの破綻処理ツールとしてベイルインが注目されており、その実行可能性を確保する観点から、金融安定理事会(FSB)は破綻時(ゴーンコンサーン・ベース)の損失吸収力に関する最低基準として、自己資本とベイルイン可能な債務等で構成されるGLACという新たな規制の検討を行っている。FSBは2014年11月に開催されるG20ブリスベン・サミットまでにGLACの提案を行う方針を明らかにしている。量的な側面からレゾルバビリティの確保を図る政策である。
  3. SIFIsのレゾルバビリティを質的に改善するものとして再建・破綻処理計画(RRP)の策定が求められており、2014年以降、レゾルバビリティを当局が評価するレゾルバビリティ・アセスメントが実施される見通しである。その結果、破綻処理の実行可能性や信頼性が認められないと判断された場合、必要に応じてRRPまたは金融機関のストラクチャー等の変更が求められる。また、欧米では銀行のストラクチャーを規制によって一律に制限する銀行構造改革が進展しており、そこではレゾルバビリティの確保が重要な目的となっている。
  4. 市場参加者がSIFIsのクレジットを評価する際に、これらの複雑な規制改革の関係性をどのように評価するのかという点については、今後の重要な論点であり課題となるだろう。また、GLACの議論は、日本のメガバンクに大きな影響を与える可能性がある。GLACとして無担保シニア債等のベイルイン可能な債券の発行が求められるようになれば、調達コストやファンディング・モデルに影響が生じる可能性も否定はできない。

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