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野村資本市場クォータリー 2014年夏号
米国レップ・アズ・アドバイザー・プログラムの仕組みと特徴
星 隆祐、岩井 浩一
要約
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  1. 米国証券リテール市場では、投資アドバイス・プログラムの一つであるレップ・アズ・アドバイザー・プログラムの拡大が続いている。レップ・アズ・アドバイザー・プログラムは、金融機関やそのアドバイザーが顧客との契約に基づいて各種金融資産への投資を助言するプログラムである。主な特徴として、(1)多数の投資対象が提供される、(2)アドバイザーが投資家に対して資産形成に関する様々なアドバイスを継続的に提供する、(3)顧客投資家が最終投資判断を行う、(4)預かり資産に対して一定率の手数料が課される、を挙げることができる。
  2. レップ・アズ・アドバイザー・プログラムでは、アドバイザーだけではなく、プログラムを提供する金融機関(スポンサー企業)の様々な部門が関与する。主要なものとして、運用コンサルティング部門、カストディアン部門、モニタリング部門(コンプライアンス部門)、トレーディング・デスク及びリサーチ部門を挙げることができる。これらの部門がITシステムを通じて相互に連携しながら、専門的なサービスを提供している。
  3. レップ・アズ・アドバイザー・プログラムは残高手数料を基本にしているため、スポンサー企業やアドバイザーは必要以上に売買を行うインセンティブがない。しかし、一方で、スポンサー企業やアドバイザーが残高手数料以外の追加的な収益源を持つ場合には、顧客の利益に繋がらない判断をすることもありうる。こうした利益相反の問題については、法令上、金融機関に対して最良執行義務等が課されているほか、レップ・アズ・アドバイザー・プログラムでは、金融機関自身もアドバイザーの適切な行動をモニタリングする等の対応をとっている。
  4. 顧客投資家はレップ・アズ・アドバイザー・プログラムを通じて、アドバイザーの専門的知識やスポンサー企業の専門性を活用することができる。顧客は、アドバイザーからは個別株式や個別投資信託の選別や投資タイミングに関して専門的な助言を亭受でき、スポンサー企業からはモデルポートフォリオの提案や推奨銘柄のリストアップに加え、各種事務処理や情報提供サービスを受けることができる。
  5. 米国において、レップ・アズ・アドバイザー・プログラムが、投資コンサルティング・サービスの高度化の一環として、特に金融危機後の混乱期に拡大した経緯を踏まえると、日本でも、専門家が個々の投資家が持つ運用ニーズにきめ細かく対応しながら分散投資を実現できるアドバイザー・プログラムの導入が期待される。

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