トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
野村資本市場クォータリー 2014年夏号
米国で活用が広がる加速型自社株買い
吉川 浩史
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
  1. 米国では、金融危機後の企業の業績の回復と手元流動性の増加を背景に自社株買いが活発化している。特に、近年は多額の自社株買いを行う企業による「加速型自社株買い(ASR:Accelerated Share Repurchase)」と言われる手法の活用が広がりつつある。
  2. ASRとは、企業が投資銀行等を介して株式市場から一度に大量の自社株式を取得する手法である。メリットとして、期待アナウンスメント効果が大きいことや、大規模な自社株買いを短期間で完了できることなどが挙げられる。他方、有望な投資機会を見出せない企業が一株当たり利益(EPS)など指標の改善のために活用する可能性もある。
  3. 米IT大手のアップルによる活用事例をみると、同社は豊富な手元流動性を配当と自社株買いにより株主に還元している。同社は2013年度に米国で最も多額の自社株買いを実施した企業となったが、1回に120億ドルという大規模なASRを行うことで実現できたといえる。
  4. わが国でも企業の業績回復・拡大がみられ、株主還元を強化する企業が増えており、ASRは機動的に大規模な自社株買いを行う際に有効な手段となろう。ASR実施時の企業と投資銀行の間の取引について、わが国の会計制度上の解釈を明確にするなど、制度整備の余地はあるが、ASRは企業と投資家の双方にメリットがあることから、わが国でも活用が広がり、株式市場の発展につながることが期待される。

蜷牙キ昴豬ゥ蜿イ縺ョ莉悶ョ隲匁枚繧定ヲ九k  

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.