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野村資本市場クォータリー 2014年冬号
コミッション・シェアリング・アレンジメント−企業と投資家の望ましい関係構築に向けて−
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神山 哲也
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- 我が国では、機関投資家の役割が改めて注目されている。機関投資家が投資収益の向上を図り、年金や家計がその恩恵を被るには、機関投資家に供給されるリサーチの充実が極めて重要である。
- 米国や英国では、制度改正に促される形で、運用会社が証券会社に支払うコミッションを売買執行の対価とリサーチの対価に分離し、後者で様々な業者からリサーチを購入する「コミッション・シェアリング・アレンジメント(CSA)」と呼ばれる慣行が定着している。
- CSAで売買執行とリサーチが分離されることにより、各々が適正に評価されるようになり、健全な競争の促進が期待される。また、それらのユーザーである運用会社にとっては、売買執行・リサーチの各々で幅広く業者を選定しやすくなるというメリットがある。
- 我が国の制度では、CSAが禁じられているわけではないが、CSAに基づき売買執行を行う証券会社とリサーチを提供する証券会社が分かれた場合、後者に投資顧問業規制が適用される可能性がある。
- 機関投資家が経済・社会における役割を存分に果たすには、資本市場の健全な発展が前提条件となる。そのためには、CSAの活用を通じた、多様で厚みのあるリサーチの普及は有効であろう。
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