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野村資本市場クォータリー 2015年夏号
大手英銀の牙城に挑むチャレンジャー・バンクとFinTech
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神山 哲也、飛岡 尚作
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- 英国の銀行業界は長年4大銀行の寡占状態にあった。しかし、ここ数年は、政府や業界を挙げた様々な取り組みの結果、チャレンジャー・バンクやフィンテック(FinTech)との新たな競争環境に直面するようになってきている。
- チャレンジャー・バンクについては、消費者の選択肢拡大を目的とした銀行の新規参入に係る規制緩和等もあり、英国銀行業に成長機会を見出して、オンラインやモバイル専業など、新機軸を打ち出すプレイヤーの参入が増加している。
- フィンテックも、銀行の競合相手として台頭している。政府によるフィンテック育成策や、業界団体やアクセラレータの設立などのインフラ整備により、フィンテックを巡るエコシステムが創出されている。その結果、既存の金融機関のシェア獲得を狙ったディスラプターとしてのフィンテックだけでなく、金融機関の支援を図るフィンテックも生まれている。
- これに対し、大手行も対抗策を講じている。リテール銀行業務を中心としたデジタル化に加え、フィンテックに投資するファンドの設立やアクセラレータの運営を通じて、外部のイノベーションを取り込み、自行の顧客サービス向上を図っている。
- チャレンジャー・バンクやフィンテックを側面支援する政策が打たれ、その流れの中で各プレイヤーが自らの最適解を模索する英国銀行業界の群像は、日本においても、銀行業のみならず、リテール金融ビジネス全般の在り方を考える際に、参考になるものと思われる。
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