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野村資本市場クォータリー 2016年春号
トレーディング勘定の抜本的改定(FRTB)に関するバーゼル委員会の最終規則の概要
小立 敬
要約
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  1. バーゼル委員会は2016年1月、「マーケット・リスクの最低所要自己資本」と題する規則文書を公表した。規則文書は、バーゼルIII自己資本規制におけるトレーディング勘定のマーケット・リスクの資本賦課の枠組みを見直すものであり、バーゼルIII最終化の後にトレーディング勘定の抜本的改定(FRTB)として検討が行われてきたものである。規則文書が提示する新たな規則は、各国法制の下で2019年1月1日までに適用される。
  2. 公表されたマーケット・リスクの資本賦課に係る規則文書においては、(1)トレーディング勘定と銀行勘定の境界(boundary)の改定、(2)内部モデル方式(IMA)の改定、(3)標準的方式(SA)の改定、(4)資本賦課の計測のベースとしてバリュー・アット・リスク(VaR)から期待ショートフォール(ES)への移行、(5)市場流動性リスクの考慮が行われている。
  3. バーゼル委員会が公表したマーケット・リスクの資本賦課の枠組みの改定に関する定量的影響度調査(QIS)の結果をみると、多くの銀行ではバーゼルIIIの最低規制資本の水準に概ね変化はなく、むしろ減少する銀行もある。一方で最低規制資本の水準が大きく増加する銀行もあり、銀行によって影響は区々であることがわかる。
  4. バーゼル委員会では、マーケット・リスクの資本賦課の枠組みの見直しの他にも、信用リスクやオペレーショナル・リスクの資本賦課の枠組みの改定、内部モデル手法に対する資本フロアーの適用に関する検討も行われている。今後、マーケット・リスクに関する新たな規則の適用を含め、バーゼルIIIにおけるリスク・アセット計測の全体的な見直しの影響を見極めることが必要であろう。

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