トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
野村資本市場クォータリー 2016年夏号
マイナス金利の中を生き抜くスイスの地方公共団体の財政運営
江夏 あかね
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
  1. スイスでは2015年1月22日から、マイナス金利が適用されており、地方公共団体の中には、効率的な財政運営を目指すべく、いくつかの注目すべき取組みが出現している。
  2. 徴税の観点からは、預金に対するマイナス金利適用を回避すべく、現金の保有量を管理する一環として、ツーク州が2016年から前納時割引率や延滞税率をゼロにした。また、資金調達の観点からは、資本市場経由で調達された地方債のうち、2016年6月30日時点で州、市町村併せて11の発行体(11銘柄)がマイナス金利での発行を行った。
  3. 資金運用の観点からは、現金の有効活用に向けて、グラウビュンデン州のポントレジーナ町による隣接するサメダン町に対する貸付といった事例が出現している。一方、ツーク州の首都であるツーク市では、2016年7月〜2016年末まで住民による住民登録料の支払いにビットコインを試験的に使えることにした。ツーク市にとっては、住民による同市への支払いの利便性を向上させるという意味と、フィンテック企業が所在しやすい場所としての国内外へのアピールの意味があるようだ。
  4. 日本より約1年早くマイナス金利が導入されたスイスでは、地方公共団体が現金をより有効に管理すべく、様々な創意工夫を進めている。これらの取組みは、必ずしも日本の地方公共団体にとって最適なものばかりではないと考えられる。しかしながら、マイナス金利といった難しい環境を生き抜くために、既成概念にとらわれず、柔軟な発想で財政運営に取り組むことが、日本の地方公共団体が財政の持続可能性を確保するために、不可欠と言える。

豎溷、上縺ゅ°縺ュ縺ョ莉悶ョ隲匁枚繧定ヲ九k 遐皮ゥカ蜩。邏ケ莉九∈

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.