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野村資本市場クォータリー 2016年夏号
海外金融機関に見るイノベーションへの取り組み −ゴールドマン・サックスとウェルズ・ファーゴを中心に−
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佐藤 広大
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- フィンテックの領域におけるグローバルでの投資額は2015年に約223億ドルに達している。その後もテクノロジーの波は留まることを知らず、金融サービス業を抜本的に破壊し、新たな価値が形成されることになるという展望も聞かれる。
- 一方、既存の金融機関も様々な対応策を打ち始めている。代表的な試みとしては、出資・買収や提携、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)等の運用、アクセラレータープログラムの設置やハッカソンの開催、イノベーション組織の新設といった取り組みが挙げられる。
- 「テクノロジー企業」を標榜するゴールドマン・サックスがテクノロジーに注力する背景としては、市場環境、テクノロジーの取り込みによる既存ビジネス革新、テクノロジーによる既存金融サービス業の破壊に対する危機感が挙げられる。
- サブプライム危機後の勝ち組の一つと見做されているウェルズ・ファーゴもテクノロジーの活用に積極的である。その背景としては、歴史的経緯、顧客中心主義のカルチャー、経営層のコミットメントが挙げられる。
- テクノロジーの波自体は日本の金融サービス業にも内外から到来するものである。これは日本の金融機関にとって金融サービス業の本質を再確認する絶好の機会であり、顧客ニーズに資するイノベーションへの取り組みを推進することが求められよう。
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