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野村資本市場クォータリー 2017年春号
投資銀行機能の分離を求めるホーニグ米連邦預金保険公社副総裁の銀行規制案
吉川 浩史
要約
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  1. 米連邦預金保険公社のホーニグ副総裁は2017年3月13日、投資銀行機能を商業銀行から分離する規制を提案した(ホーニグ提案)。現行の銀行規制に対するもう一つの選択肢という位置づけで、分離により商業銀行のリスクが軽減する場合、当該銀行は複雑な銀行規制の適用が一部免除される。
  2. ホーニグ提案では、伝統的な銀行業務(預金、貸出、送金・決済等)の範囲を超えて公的な支援(預金保険等)を適用しない方針が明確化され、伝統的な銀行業務と非伝統的な銀行業務は分離して別の中間持株会社の傘下に置くことが求められる。また、商業銀行業務を傘下に収める中間持株会社にはレバレッジ比率10%が最低水準として適用される。
  3. ホーニグ提案の要件を満たすと、ストレステストやリスクベースの規制資本等が免除される。また、分離した非伝統的な銀行業務を持つ中間持株会社には、自己勘定取引やファンド出資を禁止するボルカー・ルールの適用が緩和される。
  4. ホーニグ提案は、伝統的な銀行業務を行う地域金融機関には規制の負担軽減となるが、大手銀行には組織改編やレバレッジ比率10%等の要件が厳しいと思われ、現行規制の遵守を選択する可能性も高い。
  5. ホーニグ提案の実現には連邦議会における法改正が必要な上、医療保険制度改革や減税といった重要政策が優先される可能性も高いため、今後の道のりは長い。しかし、銀証分離と適切なリスク管理等を条件に規制の負担を軽減するアイデアは注目に値し、今後の金融規制改革からも引き続き目が離せない。

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