特別寄稿
ESG時代の新たな投資アプローチ
-ポートフォリオのESGクオリティ向上と コンセンサスレーティング・ESGオーバーレイのポテンシャル-
ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル ヘッド・オブ・クオンティテイティブ・エクィティ・ストラテジー ジョゼフ・メズリッチ
要約
- ポートフォリオにおける環境・社会・ガバナンス(ESG)のクオリティ評価は極めて重要な要因だが、ESG投資ETFの多くは、ESGクオリティの面で関連ベンチマーク指標との差別化が十分に図られていない。
- このような課題に対処すべく野村が開発した、ポートフォリオを対象としたコンセンサス・ベースのESGレーティングでは、投資におけるESGクオリティの数値化が可能となった。
- さらに、野村が開発した『ESGオーバーレイ』の活用を通じて、パッシブ運用・アクティブ運用の両分野でESGクオリティの向上が実現した。すなわち、優れたパフォーマンスと、ESG時代の要請に応える投資スタイルの両立が可能となったのである。