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資本市場クォータリー 1998年秋号
進む欧州取引所の再編
落合 大輔
要約
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1. 98年7月7日、ロンドン証券取引所とドイツ取引所が提携することを発表した。通貨統合がスタートする99年初より、大手企業株式の売買を対象に、イギリス企業株式の注文はロンドン証券取引所のSETS、ドイツ企業株式の注文はドイツ取引所のXETRAに流れるようにする。他の証券取引所の参加も歓迎されており、汎欧州証券取引所の形成を最終的な目的としている。

2. 欧州では、この他にも、ドイツとスイスの派生商品取引所を統合するEUREX構想や、ベネルクス・プロジェクト、NOREX構想など、取引所間の提携が盛んに模索されている。

3. この背景には、市場統合や通貨統合による取引所間の競争の高まりという欧州特有の事情に加え、各取引所が、証券や派生商品を取引するシステムを提供するというビジネス志向を次第に高めているということがある。

4. これまで、汎欧州取引所の形成や個別取引所間の提携は、ほとんど失敗に終わってきた。今回のロンドン証券取引所とドイツ取引所との提携も、具体化の段階で挫折する可能性はある。しかし、取引所をめぐる環境が大きく変化する中で、欧州最大の両証券取引所が提携に踏み切ったことが、欧州の取引所再編の糸口になることも十分考えられ、今後の展開が注目される。

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