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資本市場クォータリー 2002年夏号
米国銀行産業の構造変化と銀行合併・統合について
飯村 慎一
要約
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1. 米国の商業銀行数は、1980年代前半まで14,000行前後で推移してきたが、2001年末時点で8,080行にまで減少している。銀行数が減少した最大の理由は、1980年代後半以降、救済的あるいは自発的な合併・統合が増加したからであった。

2. 銀行業が合併・統合を目指す理由は、合併・統合が銀行業の効率性や収益性を改善するのではないかとの期待があるからである。しかし、これまでの実証研究の多くは合併・統合後に効率性や収益性の改善は見られなかったと報告する。

3. それでも、合併・統合によって銀行資産の上位行への集中が進行しており、合併・統合が消費者や中小企業貸付に与える影響が懸念される。実際、合併・統合を経た銀行は中堅・中小企業貸付比率を低下させるとの報告がなされている。

4. その意味では、合併・統合をすれば銀行業績は改善されるのではないかと淡い期待を抱いたところで無理があるだろう。米国銀行産業の現在の姿は、単純な合併・統合の歴史なのではない。激しい競争の下で、統合と分離のプロセスを同時進行させてきた銀行経営者の不断の努力の結果なのである。

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