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資本市場クォータリー 2006年秋号
域内の金融機関統合を促すEU委員会
大崎 貞和
要約
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  1. EU委員会は、9月12日、域内における国境を越えた金融機関間のM&A(買収・合併)を促進することを狙いとする指令の原案を公表した。


  2. 従来、EUの諸指令では、構成国内の金融機関の株式を大量に取得しようとする者が現れた場合、当該金融機関の母国の当局への通知を義務づけるとともに、提案された株式取得が金融機関の健全で慎重な経営(sound and prudent management)の確保という観点から適合的でない場合には、当局が異議を唱えることができるとしていた。


  3. 近年、EU域内では、各国の国内における金融機関間の統合・再編が進み、「ナショナル・チャンピオン」とも呼ぶべき巨大金融機関が登場している。ところが、国境を越えた経営統合はあまりみられず、各国当局の保護主義的な対応を容認する指令の規定が障害となっているとの指摘がみられた。


  4. 今回の指令案が成立すれば、欧州域内の金融機関によるクロスボーダーM&Aが活発化する可能性もある。もっとも、クロスボーダーM&Aが、とりわけリテール業務の分野で進んでいない背景には、当局の姿勢だけでなく他の要因もあるだろう。世界的にみても、リテール金融の分野で、外国の金融機関が大きな成功を収めている例は少ない。

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