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資本市場クォータリー 2008年秋号
ドイツ銀行のアジア戦略
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齋田 温子
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- ドイツ銀行業界最大手のドイツ銀行は、80年代終盤以降、ドイツ国外へと積極的にビジネスを拡大し、今日ではグローバルな投資銀行として、世界75カ国で事業を展開している。
- ドイツ銀行のグローバル化戦略は、2002年頃まで、英米をはじめとする、先進諸国が主なターゲットであった。しかし2003年以降、その矛先は、成長著しいアジアや東欧の新興諸国へと向けられている。アジアでは、中国及びインドにフォーカスしている。
- 中国では、現地の銀行及び資産運用会社への資本参加を通じて、現地のリテール顧客向け金融商品の販路を確保したほか、ドイツ銀行本体も中国企業の海外IPOやクロスボーダーM&Aの案件を手がけている。更に2008年初に現地法人格を取得したのを機に、今後は中国のリテール・バンキング市場にも本格参入することが予想されている。
- 他方、インドでは、ドイツ銀行は現地の金融機関との提携ではなく、支店開設により、事業を展開している。そのビジネスは、投資銀行業務から商業銀行業務、更には投資信託の運用・販売、クレジット・カード業務、保険商品の販売といったリテール顧客業務まで多岐に亘る。
- 更に、ドイツ銀行は新たに中東ビジネスの拡大も目指している。中東では、既に現地企業との提携により、投資銀行業務やイスラム・ファンドの販売などに着手している。今後は、ドバイに新設した拠点での証券業務の拡充のほか、イスラム金融の本格的な展開が課題とされている。
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