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資本市場クォータリー 2009年春号
オンライン証券会社の変遷から見た米国リテール金融
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中村 仁
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- 2000年以降の米国オンライン証券業界は、(1)ITバブルの崩壊、(2)米国個人投資家の金融資産動向、(3)ベビーブーマー層への対応、という環境の中で大きく変化してきた。2000年時点では一日平均取引高で上位を占めた会社の統合が進んだ結果、所謂オンライン専業証券会社は消えさった。
- 変化の中心にいたのは、Eトレード、TDアメリトレード、そしてチャールズ・シュワブである。それぞれの変革は、Eトレードは銀行業務との融合、TDアメリトレードはブローカレッジ業務の拡大・多様化、チャールズ・シュワブはオンラインで培ったITプラットフォームを対面、RIAなど多様なチャネルに展開する、というように方向性が異なっていた。
- 一方、オプション取引に焦点を当てているオプションズエキスプレスのように、特色のあるサービスで存在感を出している新興オンライン証券会社もある。その他の金融機関は、もはやインターネットを特殊なマーケティングチャネル、事業領域とは位置づけず、対面アドバイス、コールセンター、職域ビジネスとの融合を目指す中でオンライン証券部門を取り込んでしまったといえる。
- 米国のオンライン証券業界の変遷からいえるのは、アドバイス能力の向上とITの活用が、リテール金融サービスにおける競争の鍵になってきたということであろう。
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