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野村資本市場クォータリー 2015年夏号
急成長する中国のコンシューマー向けインターネットファイナンス
李 立栄
要約
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  1. 中国では最近インターネット企業による金融サービスへの参入が活発化しており、特にコンシューマー向けインターネットファイナンス市場が急成長している。急成長の要因としては、(1)中国当局の規制緩和、(2)インターネット人口の爆発的成長、(3)法規制の明確化、(4)金利規制に伴う裁定機会などを指摘することが可能である。
  2. インターネットファイナンスの中核的なサービスとして、安全な電子商取引を図るために生まれた第三者決済がある。世界最大のeコマース企業アリババにおいて利用される第三者決済「支付宝」(アリペイ)の利用者は8億人(登録者ベース)を超え、中国のモバイル決済市場のシェア8割強を占める。
  3. アリペイのプラットフォームを利用して購入できるMMF「余額宝」は、普通預金と同様の流動性を得ながら、規制金利を上回る利回りを確保することが可能としたことから、発売以来1年で開設口座が1億件を突破し、資産残高は5,742億元(約12兆円)に達した。銀行預金からインターネット事業者が提供するMMFへの資金流出が加速し、伝統的な金融機関にとって大きな脅威となりつつある。
  4. インターネット上のプラットフォームを通じて融資の貸し手と借り手をマッチングさせるP2Pレンディングも急速に発達している。中小企業などの強い資金調達ニーズとより有利な運用先を求める投資家のニーズが合致したことが背景にある。
  5. インターネットファイナンスの急成長に対して、中国金融当局は消費者保護、リスク管理の観点から規制監督を強化する方針だが、一方で金融自由化とイノベーション推進の役割を期待しており、今後は既存金融機関も巻き込んでインターネットファイナンスが発展していく可能性が高いと考えられる。

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