トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 2007年夏号
ABNアムロ買収提案に見る欧州金融機関のクロスボーダーM&A
林 宏美
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
  1. 欧州の金融機関は国境を越えたM&A(合併・買収)を目指す動きを活発化させている。2007年4月23日に英大手銀バークレイズがオランダ最大の銀行ABNアムロと経営統合する案を公表したのに続き、5月29日には英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、スペインのサンタンデール(BSCH)、ベルギーのフォルティスという3金融機関連合がABNアムロの対抗買収提案を提示した。いずれの提案でも、実現すると金融機関をめぐるM&Aで世界最大規模となる。
  2. 欧州で金融機関の国境を越えたM&Aが活発化している背景には、域内金融機関の合併・買収に関する当局の承認プロセスをより透明性の高いものにする改正指令案を、経済相・財務相理事会(ECOFIN)が承認したことがある。また、規制環境の整備が進む中で、アクティビスト・ファンドによる経営陣への圧力がM&Aを動かす力となっている点も見逃せない。
  3. ABNアムロ買収をめぐる一連の動きで注目されるのは、従来内外のM&Aを積極的に活用することで規模の拡大と機能の多様化を追求してきた欧州の二大金融機関、RBSとBSCHが国境を越えて組み、ABNアムロの買収を目指している点である。RBSらの提案は、仮に買収が実現した場合、ABNアムロを分割して、各行が必要とする業務を獲得しようとするものである。これは、中堅金融機関の買収戦略に終始してきたバークレイズが、ABNアムロのような大手金融機関と初めて手を組もうとしているのとは対照的である。
  4. これまで買収する側の金融機関として注目されてきたABNアムロが、一転してターゲット金融機関となったのは、最近の欧州金融機関セクターにおけるM&Aの縮図と見ることも出来よう。

譫励螳冗セ弱ョ莉悶ョ隲匁枚繧定ヲ九k 遐皮ゥカ蜩。邏ケ莉九∈

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.