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野村資本市場クォータリー 2013年冬号
上海証券取引所の中国資本市場の発展に向けた提言
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関根 栄一
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- 10年に一回の政権交代となる中国共産党第18回党大会の開催日である2012年11月8日と同日に、上海証券取引所内の資本市場研究所による「中国経済の持続的成長のエンジンは十分である」(以下、提言)と題した提言が公表された。
- 提言は、第一部の「三つの角度からの国際比較で明らかになる中国経済の中長期成長の潜在力に変化なし」、第二部の「中国経済の発展に向けた新たな三頭の馬車」、第三部の「市場化改革が開く新たな三つの制度的ボーナス」、第四部の「中国資本市場が中国経済とともに迎える飛躍的大発展」という計四部から構成されている。
- うち、第一部では、中国経済は「中所得の罠」を克服可能と判断し、続く第二部では中国経済成長の三つのエンジンとして、(1)都市化、(2)産業構造の転換、(3)産業構造の高度化を挙げている。
- 更に提言の第三部では、(1)独占の打破による民間資本の導入、(2)金利の市場化(自由化)など金融改革の推進、(3)人民元の国際化、の三つの制度改革が、中国経済にボーナスをもたらすと指摘している。
- 提言では最後に、今後の制度改革を進めていく上で資本市場を通じた資源配分機能を活用することが重要で、過去一年間の中国証券監督管理委員会の改革措置を高く評価している。上海証券取引所自身による取り組みも始まっている。日米に比して高すぎる貯蓄率の是正のための新政権による今後の仕掛けづくりが注目される。
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