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野村資本市場クォータリー 2014年夏号
変貌する米国銀行業界
淵田 康之
要約
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  1. 米国の銀行数は、1980年代半ば以降、金利自由化や州際業務規制緩和を受けて減少を続けてきたが、2000年代半ばの住宅ブームの過程で、このペースは一旦鈍化した。しかし金融危機を契機として、銀行減少が再加速化している。銀行の新規設立も、ほぼ皆無となった。
  2. 金融危機は、米国の銀行業界に一様なダメージを与えたのではなかった。危機の影響を大きく受け、未だに回復を模索している銀行群がある一方、軽微な影響を受けたに留まり、今や、金融危機前以上に業容を拡大させている銀行群もある。
  3. 大手行を見ると、ウェルズ・ファーゴの台頭により、4メガバンク時代が到来した。金融危機時にゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが銀行持株会社となったため、この2社を加えて6大銀行時代ということもできる。
  4. 2001年以降、大手地銀の半分が消滅した。準大手、中堅行を含めた上位100行で見ても、半分が入れ替わった。地域や州を越えたM&Aを展開し、全米を視野に勢力を拡大しつつある地銀もある。
  5. 伝統的銀行業への回帰が求められる中で成長を持続するためには、規模の経済が重要となる。しかし預金や負債シェアの規制、あるいはSIFI規制がある中では、メガバンクのさらなる巨大化の動きは限定的とならざるをえない。こうしたなか、地銀の準メガバンク化の動きが注目されよう。
  6. 同時に、シグネチャー・バンクやシリコンバレー・バンクのような、ユニークな銀行が台頭したり、銀行業以外の金融ビジネスに強みを持つ企業が、預金という安定した調達手段へのアクセスを可能とする銀行ライセンスを活用しながら、通常の銀行を凌駕するパフォーマンスを実現する動きも注目される。業界再編が進むなか、米国銀行業界のダイナミズムは失われていない。

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