≪2017年10月～12月≫

2017年 12月

20日	欧州委員会、投資サービス会社の健全性規制案を採択。在ユーロ圏のクラス1投資サービス会社（総資産300億ユーロ等の要件）はECB監督対象に。
	BOE、外銀・保険の支店監督に関する市中協議書文書等を公表。ホールセール支店について現地法人化を求める場合や支店営業を認める場合等を明確化。
	ESMA、MifidII上の取引主体識別子（LEI）取得猶予に係るステートメントを公表。
15日	欧州理事会、英国のEU離脱交渉の第一フェーズである離脱協定交渉について一定の進捗を認める決議。また、第二フェーズである将来協定交渉の指針案を採択。
	ESMA、リテール顧客向けの差金決済取引とバイナリー・オプションについてMifidIIにおけるプロダクト介入権行使の検討を公表。
13日	欧州委員会、株式の取引施設取引義務について、米国、オーストラリア、香港の規制に対する同等性を承認。同月21日にスイスに対しても承認（但し2018年末まで）。
8日	FCA、フィナンシャル・アドバイスの定義改正に関するポリシー・ステートメントを公表。規制対象のアドバイスとガイダンスを明確化。
7日	バーゼル銀行監督委員会、「バーゼルIII：危機後の改革最終化」と題する規則文書を公表。リスク・アセットの計測方法の改定を含む改革パッケージを最終化。
6日	欧州委員会、欧州通貨同盟の深化に関するパッケージを公表。欧州安定メカニズム（ESM）の欧州通貨基金（EMF）への組織変更等を打出す。

2017年 11月

28日	BOE、大手7行のストレス・テスト結果を公表。開始来、初めて資本増強要請なし。
	ソシエテ・ジェネラル、2020年に向けた経営計画を発表。デジタル化を推進する一方、国内2,000店舗のうち300店舗閉鎖と社員900人の削減を打ち出す。
24日	欧州金融監督機構（ESA）、現物決済外国為替フォーワードの変動証拠金規制について、銀行・投資サービス会社のみを適用対象とするステートメントを公表。
20日	欧州連合理事会、EBAのパリへの移転等を決議。
	欧州委員会、社債市場の改善に関する報告書を公表。流動性カバレッジ比率・安定調達比率・レバレッジ比率の調整等を提言。
16日	欧州証券市場機構（ESMA）のマイヨール議長、公募投信の手数料やクローゼット・トラッカー（アクティブ運用を謳った実質インデックス運用）の調査を開始と発言。
2日	BOE、金融政策委員会で政策金利を0.25％から0.50％に約10年ぶりに引き上げ。

2017年 10月

26日	欧州委員会、第2次金融商品市場指令（MifidII）のアンバンドリング規制への対応として、EUバイサイドによるEU域外ブローカー・ディーラーからのリサーチ取得に関する「よくある質問（FAQ）」を公表。
24日	欧州委員会、銀行構造改革案を撤回。単一監督制度（SSM）や単一破綻処理制度（SRM）等により、金融安定への対応策が講じられたことなどが理由。
20日	英国金融行為監督機構（FCA）、レギュラトリー・サンドボックスの初年度から得られた教訓に関する報告書を公表。オープンAPIの重要性等を強調。
16日	イングランド銀行（BOE）、ロンドン銀行間取引金利（Libor）に代わる指標金利として、ポンド翌日物平均金利（SONIA）を2018年4月に算出開始することを公表。
12日	欧州銀行機構（EBA）、英国の欧州連合（EU）離脱に際して、EU27カ国に進出する英銀の監督に関するオピニオンを公表。
11日	欧州委員会、銀行同盟完成に向けたコミュニケーションを公表。欧州預金保険制度案の修正、欧州連合理事会の不良債権アクション・プランの実施等。
9日	ドイツ取引所グループのユーレックス・クリアリング、金利スワップの清算に係るパートナーシップ・プログラムの導入を発表。バイサイドの参加を促す仕組みを導入。
4日	欧州中央銀行（ECB）、不良債権引当金の数量基準に関するガイドライン案を公表。
3日	フィデリティ・インターナショナル、ベース運用報酬の引き下げ、変動手数料導入及びリサーチ費用の顧客転嫁について発表。
1日	スペインのカタルーニャ自治州、独立を問う住民投票を実施。独立賛成が約9割に。バンコ・サバデル、カイシャバンクなどが本社移転を決定。