トップページへEnglish中文よくあるご質問お問合せサイトマップ野村グループ
野村資本市場研究所
サイト内を検索
研究レポート統計・データ出版物のご紹介研究員のご紹介会社情報

[PDF] バックナンバー一覧
資本市場クォータリー 2007年秋号
カナダの公的年金ガバナンス
−CPPIBの現状と経緯−
野村 亜紀子
要約
[PDF] 全文PDFダウンロード
  1. カナダのCPPIBは、報酬比例の公的年金CPPの積立金を運用する連邦公社である。2007年6月の運用残高は1,205億加ドル(13.3兆円)だった。今後10年間で、2,500億加ドル(27.5兆円)に増加すると予想されている。
  2. CPPIBは、政府からの独立性が根拠法により規定され、理事会の監督の下、CEO以下の役職員が、過度のリスクを伴わずに長期のリターンを最大化することを目的に積立金運用を実施している。同時に、国民に対する説明責任も義務付けられ、2年に1回の公開ミーティングなどを通じて活動内容の開示に努めている。
  3. CPPIBは、97年の公的年金改革により設立された。その際、公的年金積立金の運用のあり方をめぐって、地域開発投資の是非、地方債購入を通じた州政府への資金供与の是非、株式運用の是非、パッシブ運用かアクティブ運用か、外部委託かインハウス運用か、海外投資の是非、などが議論された。
  4. CPPIBの運用は、外部委託の株式インデックス運用で開始されたが、その後、ガバナンス体制の下で、投資対象の拡大、インハウス運用の開始など、変化を遂げてきた。社会的責任投資も積極化している。公的年金積立金運用の一つのケースとして、今後の展開が注目される存在である。

野村 亜紀子の他の論文を見る 研究員紹介へ

PDF繝輔ぃ繧、繝ォ繧定。ィ遉コ縺輔○繧九◆繧√↓縺ッ縲√励Λ繧ー繧、繝ウ縺ィ縺励※Adobe Reader縺悟ソ隕√〒縺吶
縺頑戟縺。縺ァ縺ェ縺譁ケ縺ッ蜈医↓繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝峨@縺ヲ縺上□縺輔>縲
Adobe Reader 繝繧ヲ繝ウ繝ュ繝シ繝


このページの先頭へ
ご利用にあたって個人情報保護方針 COPYRIGHT(C) NOMURA INSTITUTE OF CAPITAL MARKETS RESEARCH, ALL RIGHTS RESERVED.