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資本市場クォータリー 2010年冬号
検討が進むシステム上重要な金融機関の破綻処理計画−英国におけるリビング・ウィルの検討を中心に−
小立 敬
要約
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  1. システム上重要な金融機関に対して、2010年中にも破綻処理計画の策定を求めることが国際的に合意されつつある。こうした中で、英国は金融機関の破綻処理計画を「リビング・ウィル」(遺言状)と呼んで、具体的な検討を進めている。また、米国では、上下院のそれぞれの金融制度改革法案において金融機関に整理計画の策定を求める規定が含まれている。
  2. 英国のリビング・ウィルの検討は、リーマン・ブラザーズの英国子会社の清算プロセスで明らかになった問題点を踏まえて行われているものである。現在、英国財務省は、投資銀行のための破綻処理の枠組みを整備するための検討を行っており、その中にリビング・ウィルの策定を含む投資銀行の破綻処理に関する様々な議論が行われている。
  3. 英国財務省は、投資銀行に対してリビング・ウィルの策定と併せて、破綻後に管財人がビジネスに関する情報を直ちに把握するためのビジネス情報パックの策定を求めている。また、破綻後もオペレーションが継続できるように人材やサービス・プロバイダーとの契約条件の変更、破綻後のオペレーションに必要となる支払い準備の積み立てを求めている。そして、破綻の管理を統括する役職として、新たにビジネス・リゾリューション・オフィサーの設置を提案している。
  4. システム上重要な金融機関に対して破綻処理計画の策定を求める規制が導入されると、計画策定のために要する大きな負担が発生する。さらに、レギュレーターが破綻処理計画の策定を求める背景には、計画の策定を通じて破綻時に整理・解体しやすいよう金融機関のビジネスや組織のあり方そのものの簡素化・合理化を図る狙いがあるように見受けられる。

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