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資本市場の主な出来事
欧州市場 2019年1月~3月
2019年 1月
10日 欧州証券市場機構(ESMA)、リテール向け投資商品の収益・費用に関する報告書を公表。パッシブ運用の費用控除後の収益がアクティブ運用と同等以上である等を指摘。
14日 バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委員会)、トレーディング勘定の抜本的見直し(FRTB)に関する2016年の合意を改定する合意文書を公表。
15日 英国議会下院、テリーザ・メイ首相のEU離脱協定法案への1回目の決議を行い否決。
23日 英国金融行為規制機構(FCA)、暗号資産規制に関するガイダンス案を公表。既存規制の対象となる暗号資産取引の範囲を明確化することが狙い。
30日 英財務報告協議会(FRC)、スチュワードシップ・コードの改定案を公表。環境・社会・ガバナンス(ESG)要素の考慮、コードの対象範囲の債券等への拡大を提案。
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2019年 2月
4日 FCA、個人がファンド投資を行うにあたって利用可能な情報の質を改善するための規則案等を最終化。ファンドが特定の指標を利用する際の説明義務等を導入。
6日 ESMA、英国の欧州連合(EU)離脱を想定し、EU金融機関の域外支店に対する各国当局の監督をサポートするためのブリーフィング文書を公表。
11日 欧州システミック・リスク理事会(ESRB)、フランスが独自に実施する高い水準の債務を抱えた同国の非金融機関への大口与信規制をEUレベルで適用することを提言。
15日 三菱UFJ信託銀行、スタンダード・ライフ・アバディーンの全株式の売却を発表。
18日 ESMA、英国の合意なきEU離脱時には、1年間に限って英国清算機関3社を条件付きで承認する旨を公表。
20日 ロイズ・バンキング・グループとシュローダー、マス富裕層向け資産運用事業の合弁会社のブランド名をシュローダー・パーソナル・ウェルスとすることを発表。
25日 イングランド銀行・FCA・米国商品先物取引委員会、英国のEU離脱後のデリバティブ取引の継続性を確保していきたい方針を表明する共同声明を公表。
26日 欧州委員会、日本の非清算店頭デリバティブ取引に対する証拠金規制をEU規制と概ね同等と認める市中協議文書を公表。
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2019年 3月
6日 欧州委員会の専門家グループ、EUのグリーンボンド基準(EU GBS)案を公表。EUグリーンボンドの定義、レポーティング、検証方法等について提言。
7日 中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループ、バーゼル委員会の次期議長にスペイン中央銀行のパブロ・エルナンデス・デコス総裁を任命。
 
  欧州中央銀行(ECB)、2年満期の長期資金供給オペ第3弾(TLTRO-III)を9月から行うことを公表。
12日 英国議会下院、テリーザ・メイ首相のEU離脱協定法案への2回目の決議を行い再否決。
 
  FCA・健全性監督機構(PRA)、気候変動金融リスク・フォーラムの初回会合を開催。民間金融機関とベスト・プラクティスを共有することを目的に年3回開催していく予定。
13日 欧州連合理事会とEU議会、EUの店頭デリバティブ規制の見直し法案(EMIR2.2)について政治合意。システム上重要な第三国CCPに対する規制強化などに合意。
14日 FCA、投資家がプラットフォームを切り替える際の解約手数料の禁止又は上限の設定を提案する市中協議文書を公表。
 
  ECB、ユーロ短期金利(€STR)の公表を2019年10月2日から開始することを公表。
17日 ドイツ銀行、戦略的な選択肢を検討しコメルツ銀行と議論している旨を発表。両行が合併することとなった場合、ユーロ圏で2番目の規模の大手銀行が誕生する見込み。
19日 ESMA、英国の合意なき離脱時における第2次金融商品市場指令(Mifid2)の取引施設等での取引義務に関する声明を公表。EU域内での市場流動性が高い英国株式にも取引義務が課されることを明確化。
20日 ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)等の業界団体、サステナビリティ・リンク・ローン原則を公表。サステナビリティの計測や情報開示などを提言。
22日 欧州連合理事会、英国の要請を受けてEUからの離脱期限の条件付き延期を採択。その後、3月29日に、英国議会下院がテリーザ・メイ首相のEU離脱協定法案への3回目の決議を行い再々否決したことにより、離脱期限が4月12日まで延期されることが確定。
29日 FCA、個人投資家に対するバイナリー・オプションの販売の恒久的な禁止を決定。4月2日から適用開始。
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